新鉄板エンドカバー

新鉄板エンドカバー

鉄板カバーのカチオン電着塗装は優れた耐食性を持つ環境にも優しい塗装です。しかしながらレーザーマーキング部分は同様の耐食性はありません。カバーに錆びたウミガメロゴを見たくありませんのでCOCプレスロゴに変更することになりました。ウミガメロゴはプレス型には少し複雑過ぎました。
https://www.crossocean.com/ssd-covers/
ロックナット vs クロスロック

ロックナット vs クロスロック

ロックナット vs CROSSLOC

アダプタロックはアダプタスリーブの移動によって締結します。外径がテーパーのアダプタスリーブが内径がテーパーの内輪とシャフトの間を移動しシャフトを固定します。通常はロックナットを締め付けることによってアダプタスリーブを引き込みます。

内輪幅の広い一体型のアダプタロッキング構造のロックナットを締め付けるのは大変難しいです。日本国内ではこの構造のユニットは販売されていませんので、参考程度に読んで下さい。ただ、海外ではこの構造の一体形が一般的ですが、それらの取扱説明書どおりの回転量まで締め付けるのはほどんど不可能に近いです。

それに対して弊社のクロスロックはキャップボルトを締め付けることでアダプタスリーブを移動させるため大変簡単です。考えられる理由は以下の通りです。

ロックナット

 

 

  • アダプタスリーブは止めねじタイプのベアリングと同サイズを維持するためとても薄い。そのためスリーブが変形し締付けが不可能になる場合がある。
  • ロックナットは接触面積が広く回転させるトルクが大きい。

CROSSLOC CX

 

 

  • CXベアリングはCS止めねじタイプのベアリングより1サイズ大きく一般的なアダプタスリーブを使用可能。
  • 小さいキャップボルトは六角レンチで簡単に締付けが可能。キャップボルトを対角に締めることによってアダプタを引き込む力はロックナットを締めて行うよりはるかに大きい。
SRBユニット用オープンカバー

SRBユニット用オープンカバー

SRBユニット用オープンカバー

COCベアリングは大変長持ちします。そのため屋外での使用では雨などでクロスロックのナットが錆びてしまう場合があります。

今回ご紹介する新鉄板オープンカバーとVリングシールは泥や水からベアリングを守ります。既存のエンドカバーに加えてこのような屋外の使用条件に対応します。

型成形のVリングゴムシールはシャフトに伸ばして押し込んで固定され、シャフトと一緒に回転します。シールリップはシャフトではなくカバーに接触します。そのためシャフトはシールリップによる摩耗はありません。

オープンカバーのシールリップが接触する場所はテーパー形状になっていて、ベアリングが調心してもいつも同圧で接触を維持します。

高速の使用条件でベアリングが非接触シールでオープンカバーを使う場合、シールとオープンカバーの間に隙間を設けてシールリップが接触しない様にします。Vリングシールはスリンガの様に追加の壁となります。

オープンカバーにはプラグ付きのドレン穴があって、非接触シールの使用条件ではプラグを外して侵入する水を排出できる様にします。

新オープンカバーは2022年3月から販売を開始する予定です。